19SS VYNER ARTICLES

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新規取扱ブランドとなる、VYNER ARTICLES ( ヴァイナー アーティクルズ ) からスタジオプリントL/S TEEのご紹介です。店頭には本アイテム以外にもバリエーション豊富に取り揃えております。詳細をご希望の方はSHOPまでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

RCA卒業であり、現在はMM6 Maison Margielaのクリエイティブディレクターを務めるHeikki Salonen ( ヘイキ・サロネン ) が18AWにスタートしたメンズブランドがVYNER ARTICLESです。ブランド名はギャラリーが密集する通りで知られるイーストロンドンのヴァイナーストリートが由来であり、本人の自宅兼スタジオも同ストリートにあるそうです。ブランドのコンセプトは、アーティストやクリエーター ( ミュージシャンなどに限らず、ペインター、写真家なども指す ) の為の新しいワークウエアの提案となっています。

 

19SSはデザイナーであるSalonenが、音楽性とスタイルに対して素晴らしいと感じ賞賛する長髪のミュージシャンを探究し焦点を当てています。

 

デザイナーSalonenは、「 私はTrent Reznor ( Nine Inch Nails ) や Richard D James ( APHEX TWIN ) など愛して止まない様々な長髪のミュージシャン達のスタイルを研究してきました。彼らの素晴らしいパーソナルなスタイルと着用していたアイテム達が19SSコレクションのベースとなっています 」。と説明しています。本アイテムにプリントされている建物はデザイナーSalonenの自宅兼スタジオです。プリントは前、後ろの両身頃にございます。

 

19SSではミスフィッツやグレイトフル・デッドと言ったアーティストのアートワークを流用したと思われるグラフィックを使用していますが、デザイナーSalonenは、パロディではなく自分なりの複製方法にて自分なりの二次創作であると言っています。

 

この事は、オーストリア生まれで現在はベルリンを拠点にしているアーティストであるOLIVER LARIC ( オリバー・ラリック ) を彷彿させ、ART的目線にて作製されたプロダクトであると感じさせます。

 

OLIVER LARIC ( オリバー・ラリック ) は、何世紀も前の古典彫刻から近代のアニメキャラクターなどありとあらゆるイメージを現代技術 ( 3Dスキャン・3Dプリンタなど ) を用いるなどして複製し、オリジナルとは異なるマテリアルにて変化させ、別の物として生まれ変わらせ、新たな価値を与えんとするARTを放出し続けています。

 

芸術における複製という点で言うと、ドイツの思想家ヴォルター・ベンヤミンは著書 " 複製技術時代の芸術作品 " で、「 芸術作品が技術的に複製可能な時代に衰退するもの、それは芸術作品のアウラ ( オーラ ) である」。と語っています。オリバー・ラリックは、ヴォルター・ベンヤミンの意見には完全に同意しないと語っています。例えば、モナリザを描いているすべてのTシャツ、ライターなどのグッズ類の存在は、ベンヤミンに言わせればオリジナルのオーラが衰退したもの ( この事を良いとも悪いともベンヤミンは断定していません ) ですが、オリバー・ラリックは、美術館へと向かうきっかけ、言わば招待状として新たな機能や価値を持つ。変化による複製や変換・再生はオーラを増幅するようなものだとも語っています。つまりは、ベンヤミンの言う複製=オーラの消失には当てはまらないとしています。

 

このような事をVYNER ARTICLESのアイテムからは感じます。つまりはデザイナーはART的感覚で新たなROCK TEEを作ろうとしているのではないでしょうか。